まゆびらき日記

虚実ないまぜの日記と小説。

20240721 夏の始まりと予定通りに進まない作業

玄関を出た瞬間に汗が吹き出す。やはり梅雨明けの前と後では暑さの質が違うとパートナーと話しながらスーパーに行く。帰ってくると大して歩いてもいないのにTシャツは汗臭くなっていた。すぐに脱いで、軽く汗を流してからあらかじめ準備していたお風呂にどぼんと浸かった。心地よさに、おじさんみたいな声が出る。暑い日でもなぜか、あったかいお風呂を避けようとは全く思わないのが不思議だ。

 

何故か人間がお風呂の後にトロトロの美味しいご飯がもらえると勘違いしてしまった猫がニャゴニャゴしている。まだ早いってといなしながら机に座る。ニャゴニャゴはそのうち撫でての要求に変わる。仕方なく作業をやめてソファに移動する。

 

午前中も最近ハマっているゲームのことでちょくちょく私の注意を引いてくるパートナーの相手をついしてしまったし、お昼を食べながら舞台の映像を見てしまったし、結局文章を書くために集中できる時間はほとんど取れなかった。そんなことを思い返しながら無心に猫を撫でる。物理的に隔離されるのが一番合理的に集中できるはずで、せっかく自室があるのだから部屋で作業するべきなのだけど、平日の仕事中はもちろんパートナーにも猫にも構えないわけで、貴重な休みの日と思うと同じ空間にい続けてしまう。

 

平和で幸せで、正社員でそれなりに稼げていて、暇を埋める手段も無限に持っていて、ならば、なんか書く必要なんか別にないんじゃないかといつもぼんやり思っている。それでも何故かしがみつき続けている。そうすることでしか埋められない穴と、妙な執着がある。

 

さて、来週のおやすみはどう使おうかな。来週こそは、まとまった書く時間を取りたいな。