まゆびらき日記

虚実ないまぜの日記と小説。

ほんの小さなミス

小さなミスをしたことに気づいて死にたくなることが最近多い。大げさだと言われる。誰だってミスはする、次はしないように気をつければいいだけのことだと。でも、そう思えない。

なんでだろう。

完璧主義は自分を苦しくするだけだとわかっているはずなのに。

小さなミスをすると過去や未来のミスが気になり始める。過去、同じようなミスをして気づかなかったことはなかっただろうか。未来、また同じことを起こしはしないだろうか。

そのことによって迷惑をかけた人のことを考える。がっかりしただろうな。不安になっただろうな。怒りを感じているかも。もう私とは二度と仕事をしたくないと思っているかも。噂は千里を駆け巡る。人から人に噂が伝わって、私の評価はいつのまにか下がってしまうだろう。

ではミスを防ぐにはどうしたらいいのだろう。ミスを防ぐためには、まずミスをしそうなシチュエーションに気づかなければならない。そして何度かミスがなかったか見直さなければならない。……この全く時間のない中で?普通の業務をする気力をわかせるだけでも大変だというのに?今回このミスに気づけなかったというのに本当にそれはできるのか?

終わりのない絶望的な思考。嫌だ。止めたいのに止まらない。段々思考は自分の攻撃に向く。こんなミスを毎回してしまう私の未来に希望なんてない。私なんていない方がいい。死んでしまいたい。

馬鹿げてるってわかってる。だからこの思考をやり過ごすためにモーニング娘。のDVDを見て、パートナーに擦り寄って、気持ちが病んでるときにいつも読む本を読んで、なんとかやり過ごす。