まゆびらき日記

虚実ないまぜの日記と小説。

踊り場期が来ている

この三連休は決してアクティブには動いていなかった。散歩して、ハリーポッターのゲームをやって、手帳かnoteに文字を書いて、食品を買って、ご飯作って、映画見て、寝る。おおむねそんな感じ。

なんだかいろんなものが、同時期に「変わっていく前段階の踊り場」に来ている気がする。

私は趣味やはまっているものがないと生きていけないタイプの人間で、十年くらい、観劇のおたくをやっていた。界隈ではゆるっとふわっとやっている方だったけれどそれでも年間うん十万のお金を注ぎ込んでいた。演劇という刺激物でドーピングをしてテンションを上げ、本業を頑張って転職と社内昇給でお給料を上げ、ブログを書いたりランサーズに登録したりして副業にいそしんで、できたお金を観劇に注ぎ込んだ。

急にそれが、つまらなくなってしまった。単なる飽きもある。けれど、それだけでもない。疲れた、というのもある。どうせかけるならお金も時間も体力も、自分のために使いたくなった、という理由が大きい気がする。推しのために、でもなく、「見ておくべき舞台を見ておくため」でもなく。全部自分のために。そうしたらぽっかりと時間があいた。そして、平和な時間が訪れた。急激に上がることもない一方で、下がることもない。

転職したことも大きい。転職前は常に不安で怒っていて、ものすごい勢いで働いていた。おかげで死にかけた。これじゃまずい、とその環境を捨てて、理想の環境を得た。お給料は大幅に下がったけれど、ストレスも減った。ストレス痩せするほうだった私が、転職してからすぐに4キロも太った。ずっと仕事の適性やどんなキャリアを歩むかに悩んできたけれどここにきて、褒められることも増えて、安定した。大丈夫、これまで培った経験があれば、そして学びつづければきっと食っていける、という安心感ができた。

親の呪縛からも随分解放されてきた。カミングアウトして、良くない結果には終わったものの、今後の付き合い方が見えてきた。無駄に悩むことが減った。人にどう言われようと自分の生きたいように生きようという割り切りができた。

今振り返ってみると、ここ十年くらいの時間は、本当に激動だった。「変わる前の踊り場」と感じていたけれど、違う見方をすれば思春期から引きずってきた課題に全部いったん区切りがついて、「平和が訪れた」ということなのかもしれない。

少し前までやりたいことが超いっぱいあって、生き急いでいるとよく人に言われた。全部全部、同時期にやるのはたしかに無理があったけど、全部全部やってみたらある程度結論が見えたんだよなー、きっと。自分の現在地が見えたというか。何が好きで、何がぜったいに削れないもので、というものがわかって。自分の気力と体力の限界もなんとなくわかって。その中でじゃあ、どれに取り組んでいこうか?ということを決めかねている。こういうタイミングもなかなかないので、ぐずぐずしてみよう、しばらく。