まゆびらき日記

虚実ないまぜの日記と小説。

今年初めての日傘をさして

8月に入ってから日差しが夏を高らかに宣言している。日差しがない梅雨の間ははやく梅雨明けろと思っていたのに、あけたらあけたで早々に体調を崩した。念のため医者に行く前、パートナーから「私の使っていいから日傘差していきなよ」と言われた。暑いと言っても32度くらい。日陰ならまだまだそれほど暑くない。日傘のおかげでひなたでも影をつくることができる。もう少し調子がよくなれば、きっと夏を楽しめるだろう。

夏はわりに好きなのだ、昔から。「暑い暑い」と言いながら真昼間に外に出てわざと汗をかくのも嫌いではない。ぎらぎらの太陽が目を刺すのが好きだ。夏の夜もたのしい。パートナーが暑さに弱いタイプなので、夜になってから散歩に出かける。風は涼しいし、どこまでも歩いていけそうな気がする。

梅雨が長かったので夏が短いのが本当に残念。でも、今年の夏は実家にも帰れないのがかえって嬉しい。実家の猫と祖母に会えないのは残念だけれど、カミングアウトして以降、親とぎくしゃくしているし。こっちでパートナーとゆっくり長期休暇を過ごせるなんて、なかなかない。

たくさん夏の夜の散歩をしたいし、感染対策はするけれどちょっと夏のセールを見にいきたいし、暑いもう耐えられないって言って一緒にアイス食べたりしたい。