超久しぶりのnoteがこれかと思うと面白過ぎるけど、しばらくいろいろあっておやすみしていたnoteを再開しようかなと思っている。小説置き場は引き続き支部のほうにして、こちらは日記やエッセイの練習などに使う予定。
これまで読んでくださっていた方、またよかったら気が向いた時にでもお付き合いください。
さて、オリジナル小説同人誌を友人と作る計画もあったけれど、コロナの影響もあってそちらが延期になったので、先にめちゃめちゃハマっているジャンルの二次創作の方を先に出すことに。同人誌作ってみたいけど私分量書けないし無理……ってずっと思い続けてきた三年前くらいから考えるとよくここまできたな、私頑張ったな、と自分を褒めたい。
結論:アドレナリンやばい
自分の本持ってイベント参加して思ったのですが、みなさんよくTwitterとかでおっしゃっているように脳内麻薬がやばい。
朝、眠い目をこすりながら会場に向かう。
イベント直搬入にしていたので、スペースの机の下に本が届いている。ダンボール開けて手に取ってみると、自分の文章が本の形になっている。その時点でまず、アドレナリンがドバドバに出る。単純に嬉しい。よくここまで頑張ったな!という感慨も湧く。
イベントが始まってみれば、スペースに買いにきてくれる人たちがいる。開場してすぐ立ち寄ってくれるフォロワーさん、差し入れを持ってきてくれるフォロワーさん、そしておそらくフォロワーさんではないけどジャケ買いかカタログ見て買ってくれる方。立ち読みしてくれた方。もう、一人スペースに来てくださるたびに嬉しさがこみ上げる。
言っておくが私はTwitterフォローワー数100人にも満たない弱小アカウントである。しかもマイナーカプを扱っている。このコロナ禍の中なので当然ながら参加サークルも少なく、人もまばらなので、本を買ってくれた絶対数はとても少ない。それでも幸福感に包まれたし、一冊買ってくださるごとに脳内麻薬がドバドバに出た。楽しかった。
拙作でこんな文章を書いた。
恋とは麻薬のようなものだ。
脳内で放出されている物質が明らかに普段と異なることが、感覚でわかる。寝不足になりながら課題を片付けている深夜、体の疲れとは逆に頭が冴えて万能感すら出てくる時に少し似ている。
性的な想像も、全くしないではない。ただそれよりも、話したい。同じ空間にいたい。声を聞いていたい。できることならば触れてみたい。相手の役に立ちたい。たとえ自分が報われないとしても。
その気持ちに従って恋する相手との接触を増やせば益々脳内物質が幸福な感情を高める。また会いたくなる。できれば二人きりで。その繰り返しである。だから『麻薬』。恋が成就するかフラれるか、それまでずっと継続する。
これに非常に近い感情だと思った。改変するとこうだ。
同人誌作りとは麻薬のようなものだ。
脳内で放出されている物質が明らかに普段と異なることが、感覚でわかる。寝不足になりながら課題を片付けている深夜、体の疲れとは逆に頭が冴えて万能感すら出てくる時に少し似ている。
数多の困難を乗り越えて脱稿した時の嬉しさ。それが本という物質になった時の感慨は本当にすばらしい。フォロワーさんからは応援をもらえ、感想すらいただける。自己肯定感は爆上がりだ。また何か書きたい。まとまったら本にしたい。そしてイベントに持っていきたい。フォロワーさんにも会いたい。見ず知らずの人にも推しカプに興味を持ってほしい。
その気持ちに従って小説を作れば益々脳内物質が幸福な感情を高める。また作りたくなる。その繰り返しである。だから『麻薬』。原作が終わるか、自分が満足して筆を折るか、それまでずっと継続する。
あー、ほんとに、楽しかった!また作ろ!
同人誌作りの過程:何か書く
さて、同人誌作りがどう進んだのかという話をしたい。
私はもともとインターネット上で書いていたものがあったので、一度それを本を作った時のレイアウトに当てはめて、何ページくらいになりそうか、追加で書くとしたらどのくらいかを考えた。
参考までに、私はA5、2段組、27文字×22行で作った。使ったソフトは縦式。元々原稿用紙形式で書くのが好きなので使っていたのだが、簡単に同人誌の原稿も作れると知って使ってみた。このあたりの記事を参考にしました。
https://atchoi.work/blog/how-to-make-a-book/
自分で思っていたよりたくさん書いていて、連作短編として書いていたものはすでに2万字以上あった。ページ数でいうと書き下ろしを少し追加するとして40ページから50ページ。いけそうである。大体2万5000字を目安にして書き進めていき、合計で2冊分を書いた。(よくよく考えるとまずこれだけの文字数のもの書き溜めたことなかった。3,000字が限度〜長いの無理〜って昔は思ってたのに。それだけでも私偉い)
1冊の方はすんなりうまくいったが、もう1冊のほうはかなり苦しんだ。途中気に入らな過ぎて3回くらい書き直し、違う世界線の話が3つも爆誕した。そのせいで考えていた余裕をもった締め切りには間に合わず結局ギリギリになった。世の同人作家さんはこうやって日々締め切りと戦っているのだなということを体感できた。
同人誌作りの過程:直す
できたものを、印刷予定の2段組の形式でとりあえず印刷してみる。やっぱり原稿用紙状態で見るのとぜんぜん印象が違う。誤字脱字もたくさん見つかるしよりよい表現を模索して削ったり足したりすることになる。この作業を3回くらいやったかなー。よく飽きずに戦ったな私。えらい。
実は過去2年くらい人に教えを乞うていた時期に原稿用紙で書くことのよさを知ったり、公募への応募用に原稿用紙換算の枚数を意識しながら書いたりすることが増えていた関係で、そのジャンルにはまって最初の方にpixivで公開したものは、原稿用紙で書いて、紙に印刷して推敲して、pixivにあげる(横書きに変換)、横書きで見て気になるところを直す、というふうにしていた。後半になるにつれて、最初から横書きで最初から書いたり、印刷して推敲などという面倒な手順は行わなくなっていった。
その違いはありありと感じた。最初の方書いていたものの方が、表現の密度が濃くて印刷向きの文章な気がする。後の方のものはちょっと反省して印刷向きの文章に調整しようと頑張ったりもした。でもそうすると全体を直すことになってしまうので、途中で諦めた。今後時間があるときはネットであげる文章もたまには印刷して見直してみようと思った。
長くなりそうなので一旦ここまでにします。続きは明日以降!