まゆびらき日記

虚実ないまぜの日記と小説。

20240506 ゴールデンウィークが終わる

今年のゴールデンウィークは途中少しの平日を挟む形だった。ゴールデンウィークにはいる前に少し仕事が落ち着いたせいか、思ったよりも色々なことができた。 掃除・片付けの類は、ずっと気になってた机の上とクローゼットを完了させて、増殖する一方だった推…

20240414 もしやストレス

楽しい筈の休日なのに二日連続で頭が痛い。首も痛い。マッサージやら整骨院やらにも頼っているけれど、半日もすればまた戻ってしまう。少しの坂や階段で息切れするし、毎日なんとなく便が緩い。急に体が暑くなったり逆に冷えたりもする。うーん、これは、ス…

20230103 ダラダラと猫構いで終わるお正月

「おめでとう」と言うのも憚られるようなことが国内でも国外でも起こっている年明け。今年もよろしくお願いします。 私はといえば、本当にだらけたお正月を過ごした。今年の目標ややりたいことを考えて手帳に書きつけて以降は、猫と遊んだり横になったりする…

2023年は喪失と達成の年

いつもいつも、今年こそは落ち着きたいと思って一年を始める。なのに、静かに過ごせた一年だったなと思って終わる年があったことはない。今年も例に漏れず、いろんなことがあった一年だった。 思いがけない大きな出来事 仕事の面では、昨年末に転職を決めて…

【小説】あじさい荘の怪異(翻案 浅茅が宿)

霧雨の方が濡れるといつか宮奈が言った。彼女は雨が嫌いだった。どんなに弱い雨の日でも、必ず傘をさして歩いたし、本降りの日はしょっちゅう寝込んだ。雨が降ると、窓に落ちる水音を聴きながら、彼女はいかにもしんどそうに布団の中で丸まって、いつまでも…

20231125、26 ずっと眠い日

土曜日はずっと眠かった。朝は10時近くまで寝て、出掛けて、昼寝して、また出掛けて、ごはんを作って食べて、また少し寝た。日中の活動の途中、身体から血液が出始めているのを知って、やたら眠かったのはこのせいかと思い至った。そういえば数日前からいや…

20231115 たんぱく質が心を救う

「デラックス」 ただ一言が記されたそのボタンは、とてつもない魅力を放っていた。他の選択肢と迷うふりをしながらも、そこから目が離せない。 いつもなら、肉うどんか天ぷらうどんを頼む。どちらを頼んでも六百円以内で食べられるという素晴らしい店だ。 し…

20231112 寒さに弱いのでダウンを着た。

朝からとても寒かったのでついにダウンを着た。昨日はまだ、ふわふわのファーコートがやっと着られてうれしがっていたのに、今日の寒さはもう駄目だった。 私は寒さに弱い。とても弱い。 寒くなってくるとほんのちょっとしたことで気分が上下する。そしてそ…

20231109 猫はいいな

今日は忙しかった。ただでさえ忙しいのに更に仕事をぶち込まれて激おこになってしまった。 私は毎日定時に帰っていますが暇なんじゃないんですよ。必死で定時に帰れるように仕事してるわけで。まったくもう。 ぷんすかしながら帰ってきて、ご飯を作った。ホ…

ブログ移転してきました。

noteから引っ越してきました。よろしくお願いします。あちらでは四年も書いていたらしい。移転する時に見返したらあまりにも痛々しい文章も多くて一部は公開をやめた。写真の移動もうまくいかなかったので、写真がないと成立しないブログも一部非公開化した…

最近あった少しだけ不思議な話

ここ1年ほど、私にとっては久しぶりに「死」が近くにある時期だった。小説講座に通ってた頃の恩師が亡くなった。そしてずっと調子の悪かったうちの猫も亡くなった。先生が出てくる妙にリアルな夢を昨晩見て、びっくりして真夜中に飛び起きた。講座のみんなと…

20230605 つらいニュースの多い日

今日は夕方から気分が下り坂。いくつかのちいさなミスを指摘されて、オフィスからの帰り道に寄った店ではレジの打ち間違えが起こって列がなかなか進まず、英会話の先生はパソコンで何か作業しながら上の空で喋っていた。 なんだかぐったり疲れてしまってSNS…

20230604 日記(お腹の空いた日)

今日は、どうにも飢餓感の強い日で、お昼にカレーとケーキを食べたのに物足りず、ナッツを貪り食い、それでも足りなくてコンビニにクリーム系の甘いものを買いに行った。妙な天気で、歩いているうちに雨がぱらぱらと顔にかかる。と、思うとまたやむ。どこか…

うらやむ

お風呂に入りながら本を読む習慣はいつ身についたんだろう。昔は、身一つでお湯と石鹸と自分の体とだけ向き合っていた。早く風呂を出て本を読みたかったから、両親から烏の行水だねと笑われたこともあった。今は、体を洗った後、湯船に浸かるタイミングで手…

意思の見える本屋が好きだ

「つまんねー本屋になっちまったな」「ほんとにな」本好きの私たちの思いは共通だったようで、ついつい口が悪くなってしまう。昨日、パートナーと二人で近くの駅の本屋に寄り、出た直後の会話だ。 私の住む場所には、大きな本屋がない。だから会社帰りに主要…

激動の2022 買ってよかったもの・サービス

毎年「今年こそは落ち着きたい」と思いながらなんやかんや怒涛の人生を過ごしている。それでもいつにも増して今年は動きの多い一年で、年初から仕事関係のトラブル、てんやわんやの副業やプライベートプロジェクト、夏には弱った老猫を拾い、10年ぶりくらい…

20221129 気分転換に出かける

今日は浅草に行った。カフェでモーニングを食べて、隅田川沿いを歩いて、またカフェで休憩して……そんなふうに過ごして、半日ほどで帰路に着いた。無職なのにお金を使いすぎてしまった。ただでさえブラックフライデーセールでお金を使ってしまったのに。明日…

20221124 あまり行かない駅で降りる

電車を二駅乗り継いでハローワークに行ったのだけれど、行ってしまってから私には手続きが不要だったと気づいた。多分来週か再来週にはどこかしらで仕事が決まっているだろうという状況であることが理由だ。時間を無駄にしたとは思わなかった。少し外に出た…

20221121 「置いておく」こと

朝のあまりの寒さに布団を追加したら、朝までぐっすり眠れた。日中は予定のない日ではあるが、早めに服を着替えて、朝ごはんをつくり、珈琲を淹れた。月曜日なので今週から来週の予定を手帳で確認……しようと思いはしたものの、今週はあまり人との約束や面接…

20221106 思いがけない「秋休み」

何曜日だかわからなくなるような日曜日。先週は木曜日に祝日があったこともあり、感覚が狂っている。 朝は気持ちよく晴れていた。行きつけのケーキ屋さんとパン屋さんに歩いて行く。美味しそうなものばかりでちょっと買いすぎてしまった。その上夜は、ビール…

20221029 日記(おいしいパンを食べた)

遅く起きて、そのまま朝ごはんを作らずにパン屋に行った。お気に入りのパン屋なのだが近々閉店してしまうらしい。三千円分もパンを買ってしまった。食べきれなかったら一部冷凍するつもり。秋らしいお天気の中、外のベンチでパンを食べて、まだお腹が空いて…

非日常から日常へと帰る途中

フランスに行ってきた。推しに会うための休暇だ。すごく疲れたし首と肩が飛行機によるダメージを受けすぎて後ろを振り向くと痛い。それでも、行ってよかった。文化の違いを感じた。食べ物や飲み物の違いや、お家のあり方の違いも。ちょっとフランスに住んで…

短編小説『運命の女』

その顔を見た途端、私は唐突に思い出した。 運命の女だ。 勢いよく地面を蹴って駆け出す。「え、ちょっと! どこ行くの!」 友人の戸惑う声が聞こえた気がしたがすぐに風の音にかき消された。全速力で走って走って、本校舎の敷地を出て、道路を超えて、柵を…

短編小説『茶筒の底』

おばあちゃんの茶筒には、女の子が住んでいる。 見せてもらったのは一度だけだったけれど、鮮明に記憶に焼き付いていた。 深い茶色に、藤の花が垂れ落ちる図柄の茶筒だった。おばあちゃんちの居間の飾り棚に鎮座するそれは、ガラス扉の内側の一番目立つとこ…

近況と最近の考え事

台風が日本列島を縦断中。数日前からいろんなものが重なって体調が悪く、仕事以外はほとんど床と並行になって過ごしている。台風による強烈な低気圧もそのひとつなんじゃないかと疑っている。 今日は午後からやっと起き上がれるようになって、成り行きで保護…

実家に帰らない夏に思い出す、うどんとぼたもち

昨年末に「帰省したくないよ〜〜〜」とごねていたら、弟が「姉ちゃんもう帰らなくて良いよ。俺が適当にやっとくからさ」と言ってくれたので、ご厚意に甘えまくって今年のお盆は帰省していない。あまりにも快適。パートナーと猫たちと一緒に好き放題している…

怖い話が好きだった

小学生三年生の頃、怖い話の本が読みたくて塾に通っていた。塾には「学校の怪談」シリーズが、学校に置いていないものも含めて全巻置いてあって、行くたびに新しいものを借りて帰ったのをよく覚えている。 学校の怪談シリーズ(ポプラ社) https://www.popla…

うつくしい歌の記憶と、意志を持つこと

高架をくぐると花の匂いがした。どうやら近くの家の薔薇がここまで薫ってきたらしい。脳内に音楽がひらめく。見渡す限りの前方には人がいない。後ろからも足音は聞こえない。香りを吸い込んで、口を開く。 童は見たり 野中のばら 清らに咲ける その色愛でつ …

創作占いの水煮さんに鑑定してもらいましたレポ

フォロワーさんもいいよ!って言ってたし、創作については常々悩みが尽きないので、創作占いの水煮さんに見てもらいました!半年以上抽選にトライし続けて、ようやくの当選。めちゃめちゃ楽しみにして当日に臨みました。逐語というよりは、簡易メモ的なレベ…

溜め込むばかりだと具合が悪い

私は本当にしんどい時、あんなに好きなはずのノートにすら向かえなくなるという癖がある。完全に頭がヒートアップしていて、同じことをぐるぐると考えている。この春はその傾向が顕著だったので、いかんいかん、手放さないと、と思ってあれこれやってみた。 …